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January 09, 2009

2009年、ハイドン没後200年

新年最初の記事。

ウィーン・フィルのNewYearコンサートも、
最後にハイドンの『告別』でしめくくりでしたね。
今年の指揮者・バレンボイム氏にしてみれば、
パレスチナ紛争が悪化して気苦労が多かったかもしれない。

ハイドンが死んだときは、
ウィーンをナポレオンが占拠していた。
あの典雅で理知的、かつ好奇心の職人が、
そのような環境で、晩年の名作を生み出していた。
そのことに想いが巡った。
逝去の直前、自宅に砲弾が飛び込んできたらしい。


以前このブログに書いた「ハイドンの壁」にて、
(2008年7月の条)
ウィーン・フィルの演奏したハイドンが気になると書いた。

そして新たに聴いたのが、

ヨゼーフ・クリップス/交響曲第94番『驚愕』

カルロス・クライバー/同上

の2枚のCD.

前者は1957年のステレオ録音。(ユニバーサル)
すっきりと、けれん味がなく、
この時期のウィーン・フィルの音色が楽しめる。
ハイドンの意図を優美に堪能できる逸品。

クライバーは、録音してるだけで嬉しい。
ハイドン好きにとっては気になる1枚。
レーベルはメモリーズから。ウィーン・フィルの定期より。
(1982年の録音)

この演奏は何といっても、楽しくて艶がある。
ハイドンの意図した「仕組み」を、
熟知したうえで、「粋」ってものをウィーンの音色で表現。
ハイドンが新たに模索しまくったであろう、第3楽章のメヌエットも、
あざやかなリズムと軽やかさで見事です。

ハイドンの『驚愕』は、学校で第2楽章を聴いて、
あー、そういう曲がありましたねえ、
なんていうことで済ますにはとても惜しい曲。
(僕もかつてはそうでした・・・)

最終楽章はなにげなく、いつものハイドンの顔をしてますが、
かなりの力作。
「交響曲の父」と呼ばれたハイドン、
まだまだ勢いは衰えずに、素晴らしいシメを生み出す。

この最終楽章、ベートーヴェンはもちろん、
シューベルトや、今年生誕200年のメンデルスゾーンにも、
大きな影響を与えたのではいか、
そんなことを思わせる完成度の高さ。


今年はハイドンの貴重な生演奏を、
より多く聴きたいなあ。

来日オケも演目に貪欲に入れてほしい。
去年のラトル&ベルリン・フィルは「あえて」のハイドンに、
ブラームス・チクルスと並ぶ食指の動きようでした!
(行けなかったけれど)

まずは「温故知新」ということで、
『交響曲第94番 驚愕』をおすすめです。
新たな発見があると思います。

上記の指揮者のほかにはジュリーニ/バイエルン放送響
(レーベルはProfile)
を強く推奨です。

ハイドンについては書くことが多そうで、
嬉しい新年です。
チェロ協奏曲を聴きたいな。


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出典:アサヒドットコム


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